変形性膝関節症:宮下薬局:岐阜県岐阜市金町7-10

変形性膝関節症

変形性膝関節症
立ち上がるときや、階段の昇り降りのときに、ひざに激痛が走ることはないですか?
これはひざの軟骨がすり減ることでおこる「変形性膝関節症」という病気の初期症状です。
その変形性膝関節症の対策方法とは。
変形性膝関節症とは?
ひざ関節のクッションである軟骨がすり減ることで、ひざの関節に炎症が起きたり、関節が変形することで痛みや可動制限が生じる病気です。
筋力の弱い女性に多く、60歳代では40%、80歳代では80%の人に起こりやすいのが特徴です。

筋力の弱りが関節に負担をかける
何らかの原因により筋肉が弱ると、膝の関節に体重が直接かかってきます。
その結果、軟骨に負担がかかり徐々に磨り減り、変形性膝関節症に発展していきます。
膝をサポートする筋肉を、鍛えることと、弱らせないことが大切です。
変形性膝関節症
健康な関節
健康な関節は、筋肉が関節をサポートしているため、関節に負担のかかりにくい状態。
変形性膝関節症
筋肉の弱い関節
筋肉が弱ると、関節に体重がかかり、軟骨が磨り減りやすくなります。
筋肉が弱る原因
・疲労 ・運動不足 ・老化 ・内臓機能の低下

変形性膝関節症の経過と症状
1度 健康な状態
□ 自覚症状はほとんどありません。
2度 軽度
□ 立ち上がる時に痛んだりヒザがこわばる。
□ 動き始めに痛い。
3度 中等度
□ ヒザを完全に曲げられず、正座しにくい。
□ 階段の上り下りでヒザが痛む。
□ ヒザに水がたまる。
4度 重度
□ じっとしているときも痛む。
□ ヒザの曲げ伸ばしが難しい。
□ 歩行が困難になる。
ケルグレン・ローレンスグレードに基づいた変形性膝関節症の経過と症状。
関節軟骨の働きと成分
関節の軟骨は、ひざを曲げる際のクッションとなっているので、曲げるたびに少しずつ削れていきます。
しかし、その中の軟骨細胞が軟骨の成分を分泌し、常に少しずつ修復しています。
軟骨の働き
■ スムーズに動かす
■ 衝撃を吸収する
変形性膝関節症の予防のポイント
サプリメントで軟骨の材料補給
関節軟骨に必要な材料である、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、2型のコラーゲンなどを効率よく摂取するためにも、サプリメントを活用しましょう。
また、筋肉の材料となる、タンパク質やアミノ酸も同時に摂取することをおすすめします。

運動で関節の筋肉を鍛えよう
膝をサポートしている筋肉は、大腿四頭筋の赤筋です。
この筋肉を鍛えることが、関節痛の予防と養生には大切です。

いすに腰掛けた状態で片足をゆっくり5秒かけて上げる。 上げた足をそのままの状態で5秒静止する。 上げた足を5秒かけゆっくりおろす。
運動のポイント
「低負荷」で「ゆっくり」と「意識」して毎日3ヶ月は行ないましょう。

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